ヒマラヤ水晶が育つ母なる地、「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤ山脈(Himalayan Range)は、東端ブラマプトラ川の大屈曲点から西端のインダス川までブータン、中国(チベット自治区)、インド、ネパール、パキスタンの5つの国にまたがる全長約2400kmの巨大な山脈です。
(東端はナムチャ・バルワ山群を擁するアッサム・ヒマラヤと呼ばれる地域から西端のナンガ・パルバット山群を擁するパンジャブ・ヒマラヤと呼ばれる地域まで)
ちなみに「ヒマラヤ」と呼ばれる地域には狭義と広義の範囲があるといわれています。
狭義の範囲は上記で説明したヒマラヤ山脈、広義ではヒマラヤ山脈の周辺に存在するカラコルム山脈、ヒンドゥー・クシュ山脈、天山山脈など様々な山脈を含めた広い地域を指しています。
ヒマラヤは世界最高峰のエベレストを始め、8000M級の独立峰が14座も鎮座する地球上で最も標高の高い場所でもあります。
(そのうち13座はヒマラヤ山脈、残り1座はカラコルム山脈に位置しています)
始まった時代には諸説ありますが、プレートテクトロニクス理論では、ヒマラヤ山脈はおよそ5000万年前にインド亜大陸がユーラシア大陸にぶつかり、その地殻であるインドオーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に沈み込んだことにより地底の堆積層が隆起して形成され始めたといわれています。
長い長い造山活動の結果現在のような巨大な山脈が出来上がりました。今でもインド亜大陸は北上しており、ヒマラヤ山脈は1年間に数センチのスピードで成長し続けているといわれています。
ヒマラヤ山脈にはインドのパールバティー/マニカラン産、マニハール産をはじめネパールのガネーシュヒマール産、ガウリシャンカール産、パキスタンのギルギット産、スカルドゥ産など水晶の産地が数多く存在します。
神々の伝説が数多く残る神聖な山で生まれたヒマラヤ水晶は、特別な強いパワーと素晴らしい波動を持っているといわれています。
採掘現場は高所で道のりも険しいため重機などの機械が入れず、手掘りで産出される希少なクリスタルです。
ヒマラヤンナチュラルクリスタルで扱うヒマラヤ水晶は主にインド北部ヒマーチャルプラデーシュ州クル地区のパールヴァティー渓谷産(マニカラン産)、マニハール産、パルギ産、バシール産などです。
これらの水晶についてはこちらのページにて詳しくご紹介いたします。
ヒマラヤ水晶にはルチルや緑泥石(クローライト)や雲母(マイカ)など多種多様の鉱物を伴うもの、酸化鉄の影響でピンク色をしたもの、氷のように透明なものからインクルージョンが浮かび乳白色のものなど実に様々な種類があります。
柱面には条線と呼ばれる成長線や縦に走る接合線がくっきりと刻まれているものが多いようです。激しい造山活動のなかで成長しているためセルフヒールド(再成長)しているものも多く、個性的な姿の水晶が見られます。
産地によってもそれぞれ特徴があります。ネパールのガネーシュヒマール産のものは緑泥石(クローライト)入り、カンチェンジュンガ産やマカルー産は氷のように透明度が高く純白な美しさを持つもの、ガウリシャンカール産は美しいスモーキークォーツ、パキスタン産は多種多様な内包物を含んだものやファーデン水晶、そしてハーキマーダイヤモンドのような両錘水晶などが有名です。
太古の昔より永い年月をかけて育ったヒマラヤ産水晶の中に含まれる多彩な物質の作り出す姿は自然のもたらす神秘でありとても美しく趣のあるものです。
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